最近、コンニャクゼリー生産の大手、マンナンライフの蒟蒻畑が現在の出荷分を最後に一旦製造を中止するというCMをご覧になった方も多いと思います。
事の発端は、先日兵庫県の男児が死亡した事故がきっかけのようです。
もちろん今までに何件かこのような事故がありました。
しかし、今回の事故がきっかけになったことと、それに対する政府の対応が非常に疑問で、この記事を書くことにしました。
まず、今回の事故、母親がコンニャクゼリーを凍らせて1歳9ヶ月の子供に食べさせたようです。
この時点でおかしくないでしょうか?
母親の危機意識に欠けていないでしょうか?
大人だってそんな食べ方聞いたことがありません。
これって母親の責任なんじゃないでしょうか?
もちろん、幼い子供が命を落とすという痛ましい事故であるのですが、あたかも真夏で炎天下の車の中に子供を残してパチンコをしていた両親が我が子を死なせてしまった事件のようなものを感じます。
それに、今までにもさほどメジャーでないといえども、子供や老人に食べさせたら危険だということもニュースでいくらか報道されていましたし、これまでの事故を受けパッケージにもその注意が書かれています。
その上でメーカーの責任というのはどうなんでしょうか?
注意書きがあった上、通常とは違う食べ方で子供に食べさせておいて?
親としての責任は問われないのでしょうか?
こんな事をしていたら、もの作りなんて出来ませんよ。
日本の中小企業は潰れてしまいます。
一方で、政府の対応です。
野田聖子消費者行政担当相はこの事故を受けて、販売禁止措置を農林水産省に働き掛けるかどうか検討をはじめました。
ネット上では・・・
2006年1月1日からの1年間の結果
1位:もち(168例、「こんにゃく入りゼリー」の84倍危険)
2位:パン(90例、「こんにゃく入りゼリー」の45倍危険)
3位:ご飯(89例、「こんにゃく入りゼリー」の44.5倍危険)
4位:すし(41例、「こんにゃく入りゼリー」の20.5倍危険)
5位:あめ(28例、「こんにゃく入りゼリー」の14倍危険)
6位:だんご(23例、「こんにゃく入りゼリー」の11.5倍危険)
7位:おかゆ(22例、「こんにゃく入りゼリー」の11倍危険)
8位:流動食(21例、「こんにゃく入りゼリー」の10.5倍危険)
9位:カップ入りゼリー(11例、「こんにゃく入りゼリー」の5.5倍危険)
10位:ゼリー&しらたき(それぞれ4例、「こんにゃく入りゼリー」の2倍危険)
というデータを元に「何故餅は良くてコンニャクゼリーはダメなんだ?」「親の責任だろう?」という意見が大半です。
※餅以外にもご飯、パン、おかゆでもこんなに詰まらせているとは思いませんでした。
それでも野田聖子氏はコンニャクゼリーを規制する方向で動いています。
10日のは自民党消費者問題調査会で「子供が見て、食べたら死ぬと分かるようにしないと。それぐらいはできるでしょ!」という怒号も飛び交ったとか・・・・
いやいや、今回の事故に限って言えば、1歳9ヶ月の子供にそんなこと理解出来るはずもなく。
それに食べさせる親にはわかるようにパッケージに警告文とマークも書いてありましたし。
言葉は悪いですが、ちょっとこの人達・・・アホなんじゃないか?と思ってしまいました。
また野田聖子氏は「モチはのどに詰まるものだという常識を多くの人が共有している」とも言っています。
つまりはその認識を多くの人が持たなければならないと言うことです!
なのに規制の方向にいくとは理解が出来ません。
ちゃんと子供を持った親やお年寄りに対して、もっと注意喚起するならわかります。
しかし、ニュース等でも親の責任を問う報道を見たことありません。
政府側もメーカー側が生産を中止せざるを得ないような雰囲気にして、結局そうなってしまったことが残念です。
その政府対応やマスコミの報道姿勢にすごく悪質に感じてしまうのは僕だけでしょうか?
今後、少なくともしばらくはコンニャクゼリー(とりあえずカップタイプ)は食べられないようです。
とても残念です。
子供を亡くした親に対して、あたかも鞭を打つようなことは言えないということですか?
言わなきゃいけないことはハッキリ言うべきだと思います。
まったくもって納得いかないですねぇ(--;)
元ネタ記事
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/sankei-m20081011034/1.htm
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